こどものおいしゃさん日記

何だってこんなことになってしまったのだろう

Wordpressへ移行してみる

はてなからwordpressへ移行してみます。新しいサイトは以下のとおりです。はてなに書いた内容はインポートしました。ちなみに意外に簡単でした。 childdocblog.com あんまり記事を書かなくなったので心機一転というのが一番の理由です。それじゃあけっきょく…

うまそうに食べるということ

新米姉妹のふたりごはん (1) (電撃コミックスNEXT) 作者: 柊ゆたか 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 発売日: 2015/12/18 メディア: コミック この商品を含むブログ (10件) を見る 両親の再婚でとつぜん姉妹となった二人の、妹のほうは…

インフルエンザワクチンを全員に接種するのは無理

個別接種でまかなおうとしてもインフルエンザワクチンを小児全員に接種するのは無理という話をする。 当地、京都市左京区なのだが、小児人口は各年だいたい1200人内外である。インフルエンザワクチンを1歳から12歳までの1200人×12年に年2回、13歳から15歳の1…

三顧の礼

当直が立て込んだり残業が続いたりしてだんだん気持ちが疲れてくると、なんとなく投げやりな気持ちが膨らんできて、なんかもういいやこの状況がプチッと終わりにならないかなとか、後先の考えのない破滅願望が浮かんできたりする。 そうやっていまの仕事をリ…

撤退戦

超低出生体重児の入院数が少ないまま年をこした。新年度からは医師数が減ることになった。今後の自分の仕事は撤退戦の指揮ということなんだろうな。 総病床数が200にも満たない小さな私立病院が、当地ではまったく手つかずだったNICU医療を手がけて、医療的…

自施設NICUの終焉を予想する

今年度から、過去1年間に超低出生体重児の新規患者を4人以上診ていない、あるいは開頭・開胸・開腹いずれかを伴う新生児手術を6例以上やっていないNICUでは、新生児特定集中治療室管理料1を請求できない決まりになった。同2なら請求できるのだが、それでい…

70回目の長崎原爆忌を過ぎて

長崎の被爆者も年老いて、語り部が少なくなりつつあると聞いた。8月9日の登校日には毎年被爆者の話を聞いていたのにほとんど忘れてしまった、長崎県民の風上にも置けない私としては、それについて何を言う資格もないと言われればそれまでなのだが。しかし「…

7月の博多で上着が要らないということ

先週末、文中に明記するなら7月第2週ですな、博多で行われた日本周産期新生児医学会の学術集会に参加してきた。 この学会が前回博多で行われてから何年経つんだったか。原発が止まる前だったのは確かだ。前回とのもっとも目立った変化は、会場で上着が要らな…

祖父のこと

母方の祖父は満鉄の職員だった。とうぜんのように敗戦時には幼かった母も含め家族をつれて苦労して引き揚げてきた。戦後も農業を中心に勤勉に働いて、私が物心ついたときにはすでに故郷でそれなりの暮らしを回復していた。苦労した人だとは母や他の人から人…

いまさらブラインドタッチとか誰か自慢する?

紙カルテを電子カルテに切り換えた直後には、看護師の大半が両手の人差し指だけをつかったキー入力をしていた。今ではブラインドタッチでの入力ができないスタッフはいなくなった。みんな当たり前にできることになってしまって、ブラインドタッチという言葉…

英会話って意外に簡単なのかもしれない

必要に駆られてではあれ、さいきん臨床で親御さんと話すのに英語を使わなければならないことが続いた。それが意外にうまくいったものだから、我ながらすっかり調子に乗ってしまって、英語で語るのって思ったより簡単じゃないかという気さえしている。 親御さ…

てぎわのよい看護師

午前中の外来で点滴をしたおり、介助の看護師の手際がよかったので感心した。自分が何をするべきかの手順をきちんと記憶している人の動きだった。テープ固定していくスピードも速いし、端がめくれるような不調法もない*1。小児科では、具体的な流儀はいろい…

眼鏡を更新したら頭がよくなったような気がした

小さい字が辛くなった。静脈留置針の針先がはっきり見えなくなった。これは新生児科医として現役をつづけるのにかなりな障害になるので、観念して眼鏡を更新することにした。 眼鏡の処方を目的に眼科へ行った。説明として、あなたの目は右目が目の前30cm、左…

水痘ワクチンの定期接種化に際して、するべき事と、してはいけないこと

水痘も定期接種となることが決まった。着実に進歩している。日本小児科学会の推奨では1才のうちに2回接種することになる。肺炎球菌やHibの導入で0才児のスケジュールがかなり忙しくなったのだが、今度は1才児のスケジュールが密になる。個別接種での日程立案…

絶滅危惧種のつぶやき

私は医師3年目から5年目まで、滋賀県の僻地にある公立病院に勤務した。今で言うなら後期研修医にあたる時期だが、一人前に外来もしたし、おおくの新生児の主治医もした。出生直後から退院、その後のフォローアップまで。加えて土地の乳幼児健診にも出務して…

タダで貰って得をしたと思っていてもだ

ビフィズス菌製剤を無料で提供していただいているお話の続き。無料というのはどうにも危ういんじゃないかと思う。極低出生体重児の全員に与えることがこれからの決まり事となるような、そういう基本的なものをだ、一企業の善意に頼ってしまうのは、キキカン…

ビフィズス菌製剤の無償提供について

topic02 健全な発育をサポート:ビフィズス菌 M-16V | CSRの取り組み | 企業情報 | 森永乳業株式会社極低出生体重児にたいするビフィズス菌投与はNICUの業界内でもスタンダードと認識されつつある。特に壊死性腸炎の予防には効果があるとのことで、壊死性腸…

不満をブログに書けるのは無責任さの現れだったのかもしれない

在宅介護で苦労しておられる重症児のためにレスパイト入院を実現したく、一部はすでに開始している訳だがそれをシステマチックに行いたく、病棟の一部を改装してハイケアユニットなんて作れないものかと、改装のラフスケッチを建設会社さんに渡して見積もり…

繁忙と閑散の差が大きすぎる

4月中頃からだいたい半年ほど、NICUが延々と満床続きだった。さいきん、潮が引くようにどんどん退院していき、ついに入院数が3人にまで減った。看護スタッフにもずいぶん疲労がたまっていたので、しばらく平穏に過ごすのもいいかもしれない。スタッフのみ…

一転して満床

ひところの閑散が嘘のように、NICUは満床が続いている。10年以上もNICUにいると、閑散期や繁忙期があるのは既知のことで、とくに経営に関して責任を問われる立場でなかった頃には、いくら閑散としていてもそのうちまた忙しくなるさと、収益のことなどまるで…

ちいさなちいさなわが子を看取る

ちいさなちいさなわが子を看取る NICU「命のベッド」の現場から作者: 川畑恵美子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2013/04/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る けっきょく本書は小児緩和ケアの不在に関する報告なんだよな…

診療レベルはむしろ上がっているのに

今日もNICU日直で出てきたが、閑散としたNICUから病状の回復した子を母児同室に出したりしてさらに閑散としてしまっている。朝から緊急帝王切開の立ち会いはしたが、着々と蘇生して元気に産科病棟管理となった。というかまあ、あの元気な子のどこをどう間違…

周産期医療がサービス業になったのかもしれない

NICUの入院数が減ったまま回復しない。毎年、春先から初夏にかけて減り、夏から回復する緩やかな波はあったのだけれど、この1〜2年の減り方は尋常じゃない。なにか、新たな時代に入った感がある。昨年の入院症例総数は例年の3分の2だ。今では当地のNICU病…

選択肢

昨日は近畿新生児研究会という催しがあって、大阪まで出た。 往路の地下鉄の中吊り広告で、DoCoMo対応のスマホの広告があった。1メーカーから3機種あるらしい。濡れても大丈夫なもの、2画面あるもの、CPUがクアッドコアのもの。 古代中国の百科事典によると…

パナレーサー リブモ 試乗

昨日交換したタイヤの乗り心地を確かめるべく、今日は試乗してみた。MAXXISのDetonator foldableからの換装だが、detonatorの「コーッ」とかすかな音をたてて軽やかに走る感じではなく、ちょっともっさりした感じがした。路面をしっかりグリップしている感じ…

クロスバイクのタイヤ交換

もう3年ほど使ったことになるのか、街乗りに使っているクロスバイクのタイヤがそうとうひび割れてきたので交換。頑丈でパンクしにくいとの評のあるものにしてみた。これまでは軽さ重視でマキシスのデトネイターフォルダブルを使っていたが、この自転車を使っ…

普通の人々

普通の人びと―ホロコーストと第101警察予備大隊作者: クリストファー・R.ブラウニング,Christopher R. Browning,谷喬夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1997/12メディア: 単行本 クリック: 103回この商品を含むブログ (8件) を見る ナチが政権を取る前の時…

1日休めば2日目が欲しくなる

月に1日でいいから休みたいとか思ってて、その休みが過ぎてサザエさん時間帯になると、ああ週休2日って憧れるよなあとか、思ってしまう。でもたぶん土日と休みがとれたら(ってのはうちの病院に勤めてる限りは土曜半ドンなんで無理なんだが)、こんどは毎週…

そこに僕らは居合わせた

そこに僕らは居合わせた―― 語り伝える、ナチス・ドイツ下の記憶作者: グードルン・パウゼヴァング,高田ゆみ子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2012/07/18メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (4件) を見る 迫害というのは、やりたくない…

あと3日で2月は終わる

あと3日で2月は終わるので、今日は午前中の外来を済ませて午後は延々と来月のシフト組み。組んでも組んでも次の月が来て、次のシフト組みになる。砂上の楼閣。シーシュポスの神話。