こどものおいしゃさん日記

何だってこんなことになってしまったのだろう

読書

ちいさなちいさなわが子を看取る

ちいさなちいさなわが子を看取る NICU「命のベッド」の現場から作者: 川畑恵美子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2013/04/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る けっきょく本書は小児緩和ケアの不在に関する報告なんだよな…

普通の人々

普通の人びと―ホロコーストと第101警察予備大隊作者: クリストファー・R.ブラウニング,Christopher R. Browning,谷喬夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1997/12メディア: 単行本 クリック: 103回この商品を含むブログ (8件) を見る ナチが政権を取る前の時…

そこに僕らは居合わせた

そこに僕らは居合わせた―― 語り伝える、ナチス・ドイツ下の記憶作者: グードルン・パウゼヴァング,高田ゆみ子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2012/07/18メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (4件) を見る 迫害というのは、やりたくない…

学校へ行く意味・休む意味

学校へ行く意味・休む意味: 不登校ってなんだろう? (どう考える?ニッポンの教育問題シリーズ)作者: 滝川一廣出版社/メーカー: 日本図書センター発売日: 2012/11/09メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見る 不登校をめぐって、教育…

The Silver Sword

Oxford Bookworms Library 4 Silver Sword 3rd作者: John Escott出版社/メーカー: Oxford University Press (Japan) Ltd.発売日: 2008/01/03メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (1件) を見る じっくりYL3台でとどめて英語…

「ソ連史」を読んだ

ソ連史 (ちくま新書)作者: 松戸清裕出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/12/05メディア: 新書購入: 10人 クリック: 142回この商品を含むブログ (21件) を見る 逸話的なことはいろいろ知ってるんだけれど、通史として読んだことはなかった。読んでみて面白…

伝統が消え去るということ

ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争 上作者: ディヴィッド・ハルバースタム,山田耕介,山田侑平出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/10/14メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 51回この商品を含むブログ (39件) を見る極低出生体重児の予後を研究する…

やっぱり喧嘩見物は下品だったと反省

主体性は教えられるか (筑摩選書)作者: 岩田健太郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/03/13メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 145回この商品を含むブログ (3件) を見る 山形浩生さんが酷評して著者が反論していたので読んでみた。岩田健太郎『主体性…

「神と科学は共存できるか」

神と科学は共存できるか?作者: スティーヴン・ジェイ・グールド,新妻昭夫出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2007/10/18メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 58回この商品を含むブログ (33件) を見る宗教と科学は互いに異なる問いに答える体系であるから、宗…

苦海浄土

苦海浄土 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第3集)作者: 石牟礼道子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2011/01/08メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 78回この商品を含むブログ (34件) を見る健康も生活も根こそぎ奪われた被害者と、経済を理由に彼ら…

NICUにデジタルビデオカメラを買った

日産式「改善」の講演を拝聴して「動画を使った文字のないマニュアル」というコンセプトが頭に残っていたのか、翌日、新宿から品川に移動する電車の中で、パナソニックのデジタルビデオカメラのポスターが目についた。よい製品だと思った。これほど見栄えの…

それじゃ今回のプロジェクトから降りるのかというと

人が変わる、組織が変わる! 日産式「改善」という戦略 (講談社+α新書)作者: 武尾裕司,井熊光義出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/01/21メディア: 新書 クリック: 7回この商品を含むブログ (3件) を見る この改善という考え方そのものはまあよろしいと思…

結局のところ、ランスは復活するべきだったのだろうか

ツール・ド・ランス作者: ビル・ストリックランド,白戸太朗,安達眞弓出版社/メーカー: アメリカン・ブック&シネマ発売日: 2010/09/22メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (4件) を見るランス・アームストロングの2度目の復活の顛…

科学者の喧嘩

宇宙船ビーグル号 (ハヤカワ文庫 SF 291)作者: A.E.ヴァン・ヴォクト,浅倉久志出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1978/05メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 13回この商品を含むブログ (29件) を見る哲学的にすごく深そうな気もするし、単に絢爛豪華な張りぼ…

ベトナム戦争はあまり自分に関係ない気がする

「ロング・グッドバイ」では自分より10歳程度年上の主人公が、自身に個人的に関わりのあることとして、ベトナム戦争を語っている。ベトナム戦争ってそんなに生々しいことだったか?と意外に思って、指折り勘定してみる。たしかに、ちょうど私が小学校に入る…

ロング・グッドバイ 

THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ作者: 矢作俊彦出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2004/09/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (46件) を見る仮名書きすれば同名になるチャンドラーの名作へのオマージュである。「私が初…

ムスリムの人工乳

イスラム教徒のかたの赤ちゃんをお預かりすると、原材料に豚を含まない人工乳を調達しなければならない。幸いにそういう銘柄があるんでなんとかなるんだが。人工乳って牛乳からつくるもんだと思っていたのだが、ナイーブな思い込みだったかもしれない。

鎮魂について

けれども、フッサールとハイデガーの死者たちはある意味で「静かに死んでいる」。 ひどい言い方をすれば、「現事実的に有用」なしかたで死んでいる。 それはたとえばハイデガーが帝国のために死んだドイツの若者を顕彰する誇らしげなくちぶりからもうかがえ…

戦艦大和

クイズです。右寄りにあって普段は役に立たないけど、ときに暴れ出すとはた迷惑でつまみ出されるものってなんでしょう。 戦艦大和 (講談社選書メチエ)作者: 平間洋一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見…

パズルとミステリー 緊張とパニック

マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選2 失敗の技術 人生が思惑通りにいかない理由 (マルコム・グラッドウェルTHE NEW YORKER傑作選)作者: マルコム・グラッドウェル,勝間和代出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/08/06メディア: 単行本購入: 2人…

星を継ぐもの

星を継ぐもの (創元SF文庫)作者: ジェイムズ・P・ホーガン,池央耿出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1980/05/23メディア: 文庫購入: 207人 クリック: 2,160回この商品を含むブログ (469件) を見る読み進むのが惜しいほどの名作。あまりに名作なので熱心に…

お願いする人される人

IDATENのプロが答えるそこが知りたかった感染症作者: IDATEN(日本感染症教育研究会),岩田健太郎,大曲貴夫出版社/メーカー: 南江堂発売日: 2009/11/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (1件) を見る非常勤で応援にきてくださっ…

断る力

断る力 (文春新書)作者: 勝間和代出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/02/19メディア: 新書購入: 8人 クリック: 309回この商品を含むブログ (272件) を見るおもしろく読んだ。たしかに昔の自分には欠けている視点だと思った。でも昔の自分がこの視点で生…

マルサスの罠

マルサスの罠という概念を初めて読んだ。何とはなく、今の日本の医療もそうだなと思った。10万年の世界経済史 上作者: グレゴリー・クラーク,久保恵美子出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2009/04/23メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 67回この商品を含む…

オホーツク街道

オホーツク街道 (街道をゆく)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 朝日新聞発売日: 1993/07メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るこの人の書くものはどれもこれもどうしてこんなに面白いんだろうと思う。そんなに凝った文体や表現…

日本が破産しなくとも

日本は破産しない!?騙されるな!「国債暴落で国家破産!」はトンデモ話だ!作者: 上念司出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2010/10/16メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 48回この商品を含むブログ (10件) を見る日本は変動相場制なんで、好きなだけお金を…

消費税について

消費増税で日本崩壊 (ベスト新書)作者: 斎藤貴男出版社/メーカー: ベストセラーズ発売日: 2010/10/26メディア: 新書 クリック: 126回この商品を含むブログ (7件) を見る著者によれば消費税は企業間の取引で弱い立場にあるほうが不公正に負担させられ、輸出企…

この著者の言うことならまずは聞いてみようと思った

2020年、日本が破綻する日 (日経プレミアシリーズ)作者: 小黒一正出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2010/08/10メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 7人 クリック: 221回この商品を含むブログ (16件) を見る1冊1000円もしない本にてんこもり…

鯨肉って好きですか?

捕鯨問題の歴史社会学―近現代日本におけるクジラと人間作者: 渡邊洋之出版社/メーカー: 東信堂発売日: 2006/09メディア: 単行本 クリック: 64回この商品を含むブログ (8件) を見る本書によれば 江戸時代までの日本の伝統的な捕鯨と、明治期以降のノルウェー…

家郷の訓

家郷の訓 (岩波文庫 青 164-2)作者: 宮本常一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1984/07/16メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 15回この商品を含むブログ (9件) を見るNICU当直は真夜中の入院1件。すこし眠い。宵の口は本書を読んでいた。日本の村落での伝統…

救児の人々

救児の人々 ~ 医療にどこまで求めますか (ロハスメディカル叢書 1)作者: 熊田梨恵出版社/メーカー: ロハスメディア発売日: 2010/05/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 10人 クリック: 148回この商品を含むブログ (16件) を見るNICUの仕事が閑散として…

遠城寺式乳幼児分析的発達検査法 改訂新装版

遠城寺式・乳幼児分析的発達検査法―九州大学小児科改訂新装版作者: 遠城寺宗徳出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2009/06/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 66回この商品を含むブログ (1件) を見る新幹線の絵が0系から700系になっていた。

20年前、日本SFがラノベに圧倒される前兆

訃報の記事に一緒に書くのは憚られて項を変えるが、大学以降だったと思う、「『星を継ぐもの』を読んでハードSFに目覚めた、なんて中学生並みで微笑ましいよね」みたいな論評を読んだ。そうか『星を継ぐもの』を読んで感動していた俺はダメなのかと思った。…

J.P.ホーガン氏死去

月の裏側で人間の死体発見─赤い宇宙服に「イチバァン!」の文字 : bogusnews亡くなったことをbogusnews経由で知った。記事を読むとbogusnews編集主幹のリスペクトが伝わってきた。まだ69歳だったというのに軽く驚いた。『星を継ぐもの』に続く3部作を読ん…

ヴィンランド・サガ 9巻

ヴィンランド・サガ(9) (アフタヌーンKC)作者: 幸村誠出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/06/23メディア: コミック購入: 19人 クリック: 294回この商品を含むブログ (82件) を見るいったん腑抜けになった主人公が再起するってのは、前作「プラネテス」でも…