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こどものおいしゃさん日記

何だってこんなことになってしまったのだろう

学会初日

神戸での日本周産期新生児学会初日。自分の発表はポスターを貼っておしまい。蒸し暑いだろうし口演はないしでTシャツ1枚にメッセンジャーバッグを担いでいったら会場は寒かった。いいかげん白髪が目立ってきた頭でその格好はないだろうと自分でもちょっとは思ったが、年をとって夏でも背広を着てネクタイを締める分別がつく代わりに、いいじゃねえか暑いんだからもうと平気で薄着をする厚顔さが身についてしまった。

大江健三郎先生と竹田津実先生の講演を聞いて帰ってきた。大江先生はさいきん息子さんと諍いしたことを小説に書かれたが、さきごろ亡くなった井上ひさし先生が見本の段階でそれを読んで、大江先生を諌めるメッセージを残して亡くなられたとのこと。しょげておられるような印象を受けたが、もともとそのような話し方をなさる人なのだろうか。ただそのメッセージを紹介されても、それが大江先生の受け取ったような意味に取れるものなのかどうか、私など読解力のおよばない人間にはそれはよくわからなかった。

竹田津先生の口演は以前重度心身障害学会でお伺いして、今回2回目。家族総出で野生動物のお世話をなさっておられた様子が写真で紹介された。ご子息たちは小児科医になっておられる由だが、産科病棟の「新生児室」に赤ちゃんをお母さんと分けておく管理方針が、多くの野生動物の親子関係を見てこられた先生の目はひどく不合理なものだとのことで、ご子息と論争をなさった由である。いやもう論争するまでもなく、私は父上に賛成なんだけれどもね。

神戸なので日帰り。名古屋では泊まったが。帰りの新快速が敦賀行きだった。交流直流の切り替えの問題は解決したのだったかな。


たぶん大江先生が言及された小説はこれだと思う。

水死 (100周年書き下ろし)

水死 (100周年書き下ろし)

メッセンジャーバッグといってもいい年なんだから良いのを担いでいきました。
[asin:B003913KTA:detail]明日以降の会場で見かけられたら声かけてください。