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こどものおいしゃさん日記

何だってこんなことになってしまったのだろう

国になにをさせるかではなく

長野のフォーラムでは、昨夏の学会主催若手キャンプで若手がチームを組んで競作した提言の、優秀作が発表された。

なんかこう、みんなマジメだねと思った。そんなマジメに学会上層部の言いたいことを斟酌しなくてもいいんじゃないか?と突っ込んでみたかった。まだ若いのにね。きみら腹話術の人形でも預言者ダニエル*1でもないんだろ?

たとえばの話、フォローアップでのドロップアウトをふせぐ方策としてフォローアップ外来に受診したら1000円キャッシュバックとかいう発想をする人はなかったんだろうか。あるいは、そもそも何だって極低出生体重児のフォローで将来のメタボまで気にせにゃならんと言って、メタボから致命的な健康障害を引き起こすリスクと数十年間メタボを気にして過ごすどんより感とを比較考量するとか。あるいは、ハイハイしている写真をとって年賀状ちょうだいねとか。それで痙性対麻痺のかなりよいスクリーニングになりそうな気がするんだが。

俺もあんまり発想が豊かな方ではないな。

学会の偉い人の言いたいことってのを斟酌しすぎると、結局のところ「国に何をさせる」っていう話にしか行き着かないような気がする。あるいはその亜型として、「社会に何をさせる」「社会に何を訴える」云々となる。どんな着想もその形式にすべて落とし込まれていくようで、せっかくの未来ある若手を香川くんだりにまで集めて何をつまらぬ型にはめてるんだかと思う。それは今の学会上層部がいわゆる「団塊の世代」であることの致命的な結果なんだろうけれども。

加えて言うなら、国でも社会でもよいが、なにか他者がこれをやってくれたら現状が良い方へ一変する、みたいな幻想は全共闘あたりで懲り果てようよとも思う。革命じゃ物事はよくならんよ。農夫が「提言」をやっとるうちはヒバリの母さんも引っ越す気にはならないものだ。自分で麦刈りをし始めないとね。

あと、これだけは私もマジメに言うけど、他人様の子の成長を云々するフォローアップ外来について「満足していますか」と問われて「満足しています」なんてマジメに答えるほど増長してはいかんと思うよ。

*1:預言者ダニエルというのは王様から「変な夢を見たので適切に夢占いをしろ。できなければ殺す。ただし夢の具体的な内容は忘れてしまった。」などという無理筋な命令を受けた人。他にもライオンでいっぱいの洞窟に放り込まれたりとか、いろいろと気の毒な扱いを受けている。