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こどものおいしゃさん日記

何だってこんなことになってしまったのだろう

新生児蘇生法の講習会を公募で行う

新生児蘇生法の講習会を続けている。受講者は公募する。公募にこだわっている。

むろん公募で講習会を開くほどの技量が自分にあるのかどうかとは疑問である。たぶん、お金を頂くにはお粗末なんだろうと思う。震災復興支援にかこつけて図々しくも有料・公募で続けている。

有料ったって全額義援金に回してるんだから私の懐には一文も入らない。通信費やなんかで病院からは雑費が持ち出しである。応援のインストラクターも平然と手弁当で呼んでいる。そういうことにお金を回し始めたら、とたんに夏の日の氷みたいに浄財が減っていく。

公募にこだわるのは昔の自分への落とし前である。公募の講習会が開催されていないと、零細な施設のスタッフは講習会に縁が持てない。学会が新生児蘇生法の普及事業を始めたころ、いったいどこでそんな講習が受けられるのやらと、途方に暮れた記憶がある。この講習を受けたスタッフが立ち会っていないと無過失補償から外されることになるんだろうとは予想した。しかしどうやって講習を受けろというのだと、どこにそんなインストラクターが居るんだと思った。

我々は縁をたどってなんとか講習会を受講できた。しかしそれは場末ながらもNICUであったからこその縁だった。我々よりもさらに零細な施設では、おそらく今でも当時の我々のポジションにいる。

そういう、公募でないと講習会を受講する機会が無いような、そういう施設の人たちにぜひ受講して頂きたいと思う。